合格者インタビュー
計画的な努力で、上級試験に一発トップ合格

株式会社ウオロク
総務部 品質管理課
佐藤 梓様
- 2021年前期中級合格
- 2024年11月上級合格
第14回(2024年11月)の上級検定試験でトップ合格されました。いまの感想はどうですか?
佐藤 「ホッとした」という気持ちが大きかったです。1年間の育児休業をいただき、その間は仕事から離れていたブランクもあり、もしこの試験に合格しなければ、もう1年勉強して再挑戦しようと思っていました。1回で合格できたことに安心しました。しかも、トップ合格です。
中級も一回で合格されたのですか?
佐藤 はい、一回で合格しました。正直、検定試験の勉強を始めたときは不安もありましたが、しっかり勉強を重ねて合格することができたので、満足しています。
お勤め先のウオロクの概要と品質管理課について教えてください。
佐藤 ウオロクは、新潟県内に2025年4月時点で45店舗を展開している地域密着型のスーパーです。物流センターやPCセンター※もあり、地域のお客様により豊かな食生活を提供することを目指しています。私が籍を置く本社の品質管理課は4名体制で運営し、我が社の品質部門全般を担当しています。PCセンターにも専属の品質管理課員が4名常駐しています。その中で私は食品表示を担当しています。
食品表示検定試験を受けようと思ったきっかけは何ですか?
佐藤 入社当初は店舗で惣菜を担当していました、その後、品質管理課に異動辞令があり、その時に、上司から受験を勧められたことがきっかけでした。配属の際に私が表示業務を担当することが決まっていたようです。品質管理課のメンバーは全員中級の資格を持っていて、上司から「食品表示検定 中級」のテキストを紹介していただき、勉強を始めることになりました。配属当初は表示業務に関する知識は全くなかったので、最初は不安でしたが、少しずつ学んでいきました。
上級の試験は難関です。勉強方法について教えてください。
佐藤 上級試験に向けては、1年間かけて計画を立てました。最初の半年はテキストを4回、5回と繰り返し読み込みました。また、法律関連の条例文や食品表示基準Q&Aも細かく確認し、特に細部に関してはテキストに書き込みながら、自分なりの辞書を作成していきました。上級の試験では論文問題も出題されるので、後半はそのために時間を当てました。テーマ・カテゴリーごとに800字程度でまとめる練習を繰り返し行いました。これによって、重要な点を整理し、理解を深めることができました。
忙しい毎日の中で、学習時間をどのように確保されたのですか。
佐藤 はい、育児と家事の合間に勉強を進めるのは大変でしたが、毎日30分以上は勉強を続けると決めて、なんとか時間を作りながら勉強しました。子どもを寝かしつけた後に勉強することが多かったです。育児と仕事を両立させる中で、計画的に進めることの大切さを実感しました。
上級の資格を取得した後、社内でどのように活用していきたいと考えていますか?
佐藤 今後は、表示業務の担当として責任をもって励んでいくつもりです。バイヤーや商品開発担当の方から「これで大丈夫か?」という相談をよく受けます。自信を持って答えられるようになりたいと考えており、チームの一員としてさらに成長していきたいです。
今後の課題やチャレンジは何ですか?
佐藤 今後は、社内教育にも貢献できるよう、より力をつけていきたいと考えています。従業員に向けて、「表示のルール」や基礎的な知識を教育することが重要だと考えていますが、食品表示は内容が難しく、正確に、そしてわかりやすく伝えることに難しさを感じています。消費者の視点で重要な部分をしっかり理解し、伝えていきたいという気持ちもあります。自身の知識のアップデートも忘れず、それを従業員の皆様へあらゆる形で共有できるよう、努力していきたいと考えています。
※PCセンター:プロセスセンターのこと。生鮮食品の仕入れや加工、配送などを一括して行う工場や物流センターです。