合格者インタビュー
食品表示を学ぶと全体が見えてくる! =食品表示は業界人必須の知識=
株式会社ゼンショーホールディングス
グループ食品安全基準本部 グローバル食品安全推進室 室長
伊藤 寛通様
- 2023年前期中級合格
まずゼンショーグループの企業プロフィールをお願いします。
伊藤 私どもは「牛丼」「寿司」「レストラン」「ファストフード」といった事業カテゴリーで「すき家」、「はま寿司」などバラエティに富んだ「食」を提供しています。経営理念に『世界から飢餓と貧困を撲滅するために「フード業世界一」を目指す』とあり、食のインフラとして、食材の調達、製造、物流、販売など「食」に関する全てのプロセスにおいて責任を持つことが必須であると考えています。
伊藤様の職歴をお聞かせください。
伊藤
入社後、最初のキャリアは「すき家」の多店舗管理のマネジャー。お客様に美味しい商品を安定的に、感じの良い接客でご提供する。また、販売管理と衛生管理をきちっと行いオペレーションを組み立て、さらに出店させていく仕事でした。
その後、食品衛生・食品安全を指導する部署に異動。国内、国外の店舗と製造の衛生指導を行ってきました。ここで多くの基準、標準、海外現地の法律を学ぶ必要が出てきました。当社は食の安全を最優先しています。各国の法律、実情を調べながら、すぐに実行可能な基準・標準を構築していかなくてはなりません。
今後、消費者の「自分が食べるものの情報を得たい」という要望は世界中で増えてきます。
私は、世界各国のお客様にわかりやすく食品情報を提供できるよう、今後も活動していきます。
「食品表示検定」を取得する経緯はなんですか?
伊藤 「基礎・基本」を体系的に学べる検定に出会いました。『食品表示検定・認定テキスト 中級』です。表示だけでなく、食品全般に関する知識も学習できるので、この検定は食に携わる皆さんに広くお勧めしたい。
中級を受験した感想をお聞かせください。
伊藤
実にコンパクトに食品全体の要点を網羅できるので、特に指導、チェックする立場にある管理職の方が「きちんと学び、きちんと教える」ために最適な検定だと感じました。
私のようにキャリアの半ばから食品安全、衛生、品質、製造や開発に関わるようになった方々にとって、食品表示だけでなく、効率的に食品全体の要点までもが学べるベストなツールだと思います。
私は、2023年の前期試験で中級に初チャレンジしました。勉強期間は2ヶ月。テキストと問題集、そしてセミナーも受講。セミナーは講師の解説から幅広い知識を得られます。合格後は早速、得た知識を研修材料に使っています。
今後は、グローバルに食品の安全を推進するためにも、各国の食品表示を網羅して、世界各国の消費者にわかりやすい表示づくりを目指していきたいですね。