合格者インタビュー

「食品表示」は、商品開発に付加価値を産む

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日本食研ホールディングス(株)
松浦 佑樹様

  • 2010年11月中級合格

食品表示検定試験を受験された動機は何ですか?

松浦 私はプライベートブランドの調味料を開発する部署に所属しており、お客様から受けた要望を基にブレンド調味料の開発を行っております。食品表示知識の重要性に関しては、お客様や最終消費者に安心と安全を伝えるものとして、大切さを理解しておりましたが、仕事をしていく中で、商談や商品開発を行う上でも重宝するものであると思うようになりました。
例えば、お客様製造の食材と弊社製造の調味料が同一の箱に封入されたキット商品を開発するとします。この場合、食材、調味料、箱の「食品表示」をどうするのかをお客様と共有できていないと、表示内容を正しく決めることができません。
また、調味料に商品の謳い文句になるような特徴的な原料を使用しているならば、表示ルールに基づいて、正しく表示を行い、その特徴を正しく伝える事で、商品の付加価値を高める事ができます。
仕事をしていく中で、このような食品表示知識の重要性にも気づき、受験を決めました。

第2回の中級検定試験を受験されています。勉強はどのようにされましたか?

松浦 弊社は、食に関する資格の取得を積極的に推奨しています。食品表示検定もその時に案内されました。そこで、早速受けてみようと思いました。勉強方法は、ひたすらテキストを読むこと。何度も何度も読み返しました。また、スーパーやコンビニに行って、商品の表示をチェックしました。試験合格後も、テキストは大事にしています。実務に必要な手引書にもなっていますからね。

お仕事で役にたったことは何ですか?今後のチャレンジは?

松浦 合格前は「食品表示」は消費者に安心、安全を伝えるためだけに必要という意識でしたが、合格後は食品表示知識を積極的に商談や商品価値向上にも活かすようになりました。消費者庁のHPをチェックすることなどの最新情報の収集も怠りません。
食品表示検定の出題範囲には、私の専門外の範囲もありますが、様々な業態のお客様と、深い商談をするために専門外の内容を知っておく事も大事だと思っています。
今後は、上級食品表示検定も興味ありますが、食に付加価値をつける資格、例えばフードコーディネーターなどに興味がありますね。

(インタビュー 2017年5月)