富永貿易株式会社 品質管理部 浪花 翠 様 (第1回上級試験合格者)


-「法律を覚える」のではなく「目的を理解する」姿勢で臨む-

  私は、食品商社で品質管理をはじめ、仕様書作成・表示作成・表示関連法令確認等の実務を担当しています。入社当初(2009年入社)から品質管理部に所属し、現在4年目です。2009年度(当時は1年目の新入社員)、先輩社員の指導のもと表示関連業務をおこなっており、その年に食品表示検定の中級試験を受験いたしました。
 その後、2011年度の上級試験(初回)を受験し、合格いたしました。食品表示関連の検定試験、認定試験等は「食品表示検定」のみですので、食品表示に関連する法律を勉強する上で目標となると思い、受験いたしました。
 日常業務では、飲料、缶詰、パスタ等の加工食品を中心に表示等の確認をしています。今回、表示検定に向けて勉強する中で日常業務では触れることのない生鮮食品の表示関連法規も出題対象となり、大変勉強になりました。表示関連法規は複数存在し、解読が困難な内容も多いですが、あらゆる法律が消費者の利益、企業の保護、企業のコンプライアンス確保等、当然の目的の上に成り立っています。「法律を覚える」のではなく「目的を理解する」姿勢で臨むと上級試験の勉強はさほど難解ではありませんでした。例えはJAS法で表示が義務付けられている原料原産地表示等は「消費者が(情報を得た上で)商品を選ぶ」ために設定されています。原料の産地が品質・購買に関連する食品群(農産物等)は何かを考えれば、義務付けられた食品が何か、どのような食品かは容易に推測できます。また、食品衛生法で定められている「賞味期限・アレルギー」といった記載事項は、「衛生上の危害発生を防止する」ことが目的ですので、表示義務が定められていて当然です。その他、食品カテゴリー毎に使用方法等も異なりますので、食品の特性に準じた表示基準が定められていることも当然だと思っています。
 今後の抱負としては、食品表示関連の法律は広範囲でボリュームもあり覚えるのは困難で、法律の改正等もありますので、法令の一文字一句を覚えるのは実際的ではないと考えています。「各法令の意義と目的を理解し、定められた事項を理解するとともに良否を判断する感覚を身に付ける」ことで、必要なときに必要な法令を調べられる水準に辿りつければ十分だと考えており、食品表示検定に向けて学ぶことでその水準に近づくことができたと感じております。今後も時代の流れ、法律改正等により、食品表示を取り巻く環境は変わっていくでしょうが、ただ覚えるのではなく、表示の意義を理解した上で自身の(食品表示関連法規・業界の流れに関連する)引き出しを増やすことを心がけ、関連業務に取り組んでまいります。


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